Tigerland



ストーリー
1971年、ベトナム戦争は泥沼化していた。しかし、政府は次々に若者を戦地に送り込んでいた。そして、そんな若者たちを訓練するために作られたのがタイガーランドだった。そして、そこに一人の青年が訓練兵としてやってくる。彼の名前はボズ(コリン・ファレル)。能力を持ちながらもそれを使うことを極度に拒む彼はやがて守戦派のウィルソン(トーマス・グイリー)と対立してゆく。
そんななか、志願兵であるパクストンとボズは友人の関係になる。パクストン(マシュー・デイヴィス)はヘミングウェイを夢見て志願兵になったのだという。ボズはいつか脱走しようと考えていたためパクストンの考えに反発するが、彼らはお互いに助け合いながら訓練を続ける。
そして、最終訓練のためについにタイガーランドへ入っていくのだった…。



感想
最後のボズの行方が分からなくなる描き方は好きですね。
なんつーかボズってそういうきゃらだなぁって…パクストンは自分のこと分かってないんだろうな…ボズといっしょに脱走してればよかったとおもいます。結局彼の精神は戦争に耐えられるようにはできてなかったと思う…
それに、ウィルソン…彼は上官向きじゃないね…
有事になったら彼みたいな人間の下につくのだけはいやだ…
真っ先に死にそう…
だからって言ってボズみたいなのがいいかっていったらそうでもないような気もする…
だってやる気ないし…
俺の持論は「能力のある人間はそれを行使する義務がある」なんですが、それにまったく逆らった人間のような気がします。ボズは…
そもそも、努力しても結局自分の得たいだけの能力を得られない人間てのはたくさん居るんだからそういう人たちのためにも能力のある人はそれを行使しなければやりたくてもやれない人たちに対して失礼だと思うわけですよ…
この考えってパクストンの「じゃあ、俺の変わりに誰かを戦場に送るのか?」っていうあの台詞にも通じるものがあると思う。

ジョエル・シューマカーの描く作品って本当に人生的に考えさせられるものが多いとおもう。



採点
演技    :★★★★☆
困り眉   :★★☆☆☆
カッコイイ度:★★★☆☆
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